yuzuchannel’s blog

登山とクライミング、海外生活の気まぐれ記録

J-2ビザ取得の流れ


夫のアメリカ赴任に帯同することになり、「VISAを取得せよ」というミッション発生。

ここでは、J-1ビザ取得して3年間ユタ州に住むこととなった夫に帯同するにあたり、配偶者としてJ-2ビザを取得するまでの簡単な流れを記録しておきます。

 

J-2ビザとは

J-1ビザ所持者の配偶者および、21歳未満の未婚の子は、J-2ビザを申請・取得することができます。

夫が 「J-1ビザ」 でアメリカ滞在することになったため、私もビザを取得して、半年以上遅れて現地合流することになりました。(夫の不在期間、日本で念願の山小屋アルバイトをさせてもらっていました)

 

そもそもビザ(査証)は、渡航先の国に事前申請し、審査を経て発効される入国許可証のようなもの。自国の安全を守る等の目的で、渡航希望者の身元を事前に審査します。渡航する国や目的、滞在期間などにより、取得の要否や種類が異なります。

なお、J-2所持者は、事前に労働許可を受け、「労働認可証Employment Authorization Document, EAD」を得ることで、労働することができます。(※労働目的が、J-1ビザの給料を補う目的である場合は認められず、あくまでもJ-2ビザ所持者自身のための労働でなくてはなりません。)

 


ビザ申請手続きに必要なもの、準備するもの

・パスポート

・DS-2019(夫婦2名分)

・DS-160(Webで申請)

・SEVIS支払確認書

・顔写真

・ビザ申請費用

(・ビザ付パスポートの返却郵送手数料)

 


ビザ取得までの流れ

①DS-2019を準備

J-1ビザ(交流訪問者ビザ)を取得するときに必要な書類です。

これは夫に手配してもらいました。

 

②DS-160をWeb登録

米国ビザの発給資格を事前に審査するものです。

氏名、生年月日、出生地、パスポートなどの基本情報のほか、暴力団やテロ組織と関わっていないか等、大量の質問事項があります。最後に、5cm×5cmの顔写真を登録します。

 

▼申請サイト▼

ceac.state.gov

 

③ビザ申請料金を支払い、面接予約

米国非移民ビザ申請サイトで申請料金の支払い手続きを行い、面接を予約します。

申請料金はWebでクレカ決済を行い、$180でした。

 

▼申請サイト▼

https://www.ustraveldocs.com/jp/ja/nonimmigrant-visa/

 

 

④アメリカ大使館で面接

 

⑤ビザが郵送で到着

面接後、「アヨバス株式会社」からメールが届きました。アメリカ大使館からビザ付パスポートの返却を委託されているみたいです。

パスポートを直接受け取りに来るか、郵送するかを問う内容で、私は郵送を選択。手数料をWebでクレカ決済しました。

面接を受けたのが水曜日で、月曜日に発送されて翌火曜日に到着。2週間くらいかかるかなと思っていましたが、1週間かからず戻ってきました。

 


アメリカ大使館で面接

溜池山王駅を出てアメリカ大使館側の歩道を歩いていると、警備員の姿が。「アメリカ大使館に用事ですか?」と訊かれ、「はい、ビザの面接です」と答えると、「わかりました、真っすぐ進んでください。」とのこと。関係者以外は、大使館付近の歩道を歩かせない警備体制がとられているんですね。

 

<到着してから帰るまで>

①大使館の敷地に入る前に、空港の保安検査のように手荷物検査・身体チェックを受ける。

 ↓

②係員に、持参した申請書類のチェックしてもらう

 ↓

③両手の指紋データを取る

 ↓

④1対1で、アクリル板で仕切られたカウンター越しに、立ったまま面接を受ける

 

その時間帯の人数にも寄ると思いますが、私は1時間ほどで一連の流れを終えて大使館を出ました。

 

<持ち物>

・DS-160フォーム確認ページを印刷したもの

・DS-2019を印刷したもの

・面接予約確認書

・証明写真1枚(5cm×5cm)

・パスポート(古いやつと新しいやつ)

・夫のパスポートのコピー(J-1ビザが貼られたページ)

・家族関係を証明する書類(戸籍謄本など)の原本と、英文翻訳書類

 

証明写真は持参しましたが、DS-160でアップロードした顔写真(自宅でスマホのインカメで撮影したもの)で問題なかったからか、返却されました。

結果、せっかく撮った証明写真は使われず、イマイチな顔写真でビザが作成されてしまいました・・・。

 

<面接の内容>

窓口は3つあり(混雑時はもっと多いのかも?)、並んだ順に呼ばれます。自分の番になると面接が英語でスタートしました。

 

面接官「あなたは●●さんですね?」  ー「はい」

面接官「旦那さんはもうアメリカにいるんですね。」 ー「はい」

面接官「結婚してどれくらいですか?」 ー「●か月です。」

(DS2019を眺めて、面接官は Cool…!とつぶやいていた笑)

面接官「ビザ、許可します」 ー「ありがとうございます。」

 


最後に。

アメリカ大使館での面接後、パスポートを回収されます。VISAシ―ルを貼付してもらったパスポートは1~2週間で返却されるとのことで、渡航までに余裕をもったスケジュールを組むことが必須。

いやはや、アメリカ大使館に入るという貴重な経験ができました。