2024年6月22日(土)に、アメリカ ユタ州南部にあるブライスキャニオン国立公園へ遊びにいってきました。
先に言ってしまうと、トレッキングが最高だった…!
今回は、そんな楽しかった記憶を書き留めておこうと思います。
<目次>
ブライスキャニオン国立公園ってどんなところ?
1928年、「類まれな景観美、科学的関心、重要性」を保護するため、国立公園に制定されました。年間に多くの観光客が訪れる人気スポットです。
近くにザイオン国立公園がありますが、ブライスキャニオン国立公園は標高が600mほど高く、独自の生態や気候となっています。(ザイオンより涼しく、降水量も多い)
霜による侵食力と雨水の溶解力により、長い年月をかけて形成された「Hoodoo(尖塔)」と呼ばれるギザギザの奇岩が立ち並ぶ光景は大自然の芸術そのもの。ここは世界最大のフードゥー群として有名です。
この尖塔群を眺められるハイキングはもちろん、日の出・日の入り時に太陽光によって景色の色味が移り変わるのも楽しめます。
▼ブライスキャニオン国立公園 公式サイト▼
<ブライスキャニオン国立公園の見どころ>
●Thor’s Hammer
●インスピレーションポイント
写真では伝えきれぬ光景。この記事の一番上に貼っている写真もココの景色です。
●ブライスポイント
中央やや下に、ワニのようなものが見えます!
今回は行けなかったトレイルや名所は、また次回行ったら随時更新して載せていきたいと思います。
ブライスキャニオン国立公園へのアクセス
ソルトレイクシティから車で4時間、ラスベガスから4時間20分ほどで到着します。
ブライスキャニオン国立公園の近くにはレストランやモーテルがありますし、国立公園内にキャンプ場もあるため、週末に泊まりで楽しめます。
入園時間帯の事前予約
ブライスキャニオン国立公園への入園予約は必要ありません。
※乗馬トレイルに参加する場合は事前予約があります。
入園料・年間パスの費用
ブライスキャニオン国立公園に入園するには、入園料を支払う必要があります。年間パスなどがある場合は、入園料を毎回払う必要はありません。
年間パスは、国立公園3か所いけば元がとれるため、私は最初にアーチーズ国立公園へ行ったときに買ってしまいました!(すでに、2か月で4か所行ってます)
【入園料】
・自家用車料金:$35
営利目的でない自家用車(15人乗り以下)1台とその乗員全員が入場できます。
・オートバイ料金:$30
営利目的でない自家用オートバイ1台とそのライダーが入場できます。
・個人料金:$20
自動車を持たない個人1名の入場。通常、自転車、ハイカー、歩行者に適用。※15歳以下の青少年は無料。
※アーチーズ国立公園より、それぞれ$5ほど高いようです。
【パークパス】
・年間パス(Annual Pass 別名America the Beautiful Pass):$80
ほぼ全ての国立公園で使用可能(※アンテロープやモニュメントバレー等、一部対象外あり)
・年間パス(Annual Entrance):$55
一部の国立公園のみ使用可能(アーチーズ国立公園、キャニオンランズ国立公園、ナチュラルブリッジ国立モニュメント、ホーベンウィープ国立モニュメント)
・シニア年間パス(Annual Senior Pass):$20
・シニア生涯パス(Lifetime Senior Pass):$80
そのほか、軍関係者や障がい者用など幾つかの年間パスは無料で発行されるようです。
※年間パスの有効期限
購入月から1年間。例えば5月10日に購入した場合、翌年5月末まで利用できます。
入園料・年間パスの購入方法
① 国立公園の入口ゲートで直接購入
購入できる場所は、下記URLに一覧が掲載されています。
② オンラインで購入
Recreation.govで購入し、郵送されるカードを受け取ります。発送には6~8週間かかる場合があるため、オンライン購入の場合は早めに手配しましょう。(※パークパスの領収書は入場には無効)
活用できるかも?!国立公園 無料入場日(2024年)
普段は入場料が必要な国立公園を無料で楽しめる日が設定されています。
・1月15日(月)マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの日
・4月20日(土)国立公園週間初日
・6月19日(水)ジューンティーンス
・8月4日(日)グレートアメリカンアウトドアアクト
・9月28日(土)国立公有地の日
・11月11日(月)退役軍人の日
わかりやすい園内マップと人気スポット
ブライスキャニオン国立公園といえばココ!というスポットを示したマップです。おおまかな位置関係はこの地図でつかめると思います。
各スポットは車またはシャトルバスで移動します。トレイルが充実していますが、たくさんありすぎて載せきれていません。。
南部のほうにある「Rainbow Point」や「Bristlecone & Riggs Spring Loop Trail」も面白そうです。
何を持っていけばいい?
国立公園で遊ぶにあたって、必要なものやあったほうが良いものを記載しておきます。
・年間パスと身分証明証(持っている場合)
・サングラス
・日焼け止め
・帽子
・食料(公園内では売ってません)
・飲料水(公園内では売ってません)
・トレイル用のリュック
・ハイキングできる靴
・汗拭きタオル
乗馬トレイル
毎年4月~10月頃まで、乗馬でトレイルをまわることができます。費用は、1時間半で$85と書いてありました。
●ガイド付き乗馬
専用の馬車道やトレイルを2時間または3時間でまわります。事前予約は、Webサイトまたは電話で行ってください。
●自分の馬に乗る
個人所有の家畜(馬・ラバ)を使用することができます。公園に入る前に、特定の日時を予約する必要があるようです。
▼乗馬ルート▼
▼乗馬のトレイルについて(公式サイト)▼
見どころのご紹介(Nevajo Loop & Queens Garden Trail)
ブライスキャニオン国立公園の象徴ともいえる「Thor's Hammer」があるハイキングルート。Nevajo Loop TrailとQueens Garden Trailをつなげた、全長5.4km、約2時間のコースです。
※今回は「Wall Street」には寄り道していません。(下りの深さを見て、行くのをやめました…)
<登山口の駐車場>
Queens Garden Trailの登山口に到着。(サンライズポイントもここです)
日の出を狙って、たくさんの人が来ています。
<トレイル開始5分後>
登山口から少し歩くと、サンライズポイントとクイーントレイルの看板があります。
<サンライズポイントへ>
こちらが、サンライズポイント。多くの人が日の出スタンバイしています。駐車場には大量に車が停まっていましたが、人混み感はありません。
<太陽が上がってくる>
日の出の瞬間、とても綺麗です。みんなカメラを構えて写真を撮っていました。
<トレイルの始まり>
こんな景色を眺めながら歩けるなんて贅沢すぎでは…。よく整備された道を進んでいきます。
<クイーン岩が現れる>
少し歩くと、「Queen Garden Trail」の名称の元となっている岩がありました。一番左の岩、クイーンが左を向いているように見える気がします。
Queenに関する説明もありました。
<さらに歩いていく>
歩道はこんな感じで、ほぼ傾斜のない歩きやすい道が続きます。
<野生リスに遭遇>
かわいいリスがいたのでカメラを向けると、ポージングしてくれました。被写体慣れしてるのでしょうか。笑
<斜度の緩い登りが始まる>
ここから緩やかな登りが続いていきます。トレイルの最初は全景を見渡せましたが、少し高度を下げて、圧倒されるような岩の間を歩いています。
登ってきた道を振り返ったところ。
もし、Nevajo Loop Trailheadからスタート(今回とは逆回り)していたら、吸い込まれるような感覚で下ることができそうです!
<これがThor's Hammner>
じわじわと高度を上げると景色がひらけ、有名な「Thor’s Hammer」が現れました。自然が作った奇形、本当に不思議です。
<Wall Streetは諦める>
Wall Streetの入口です。ここから激下りになるのを見て、今回はスルーしました。が、行ってみると絶景があるのかもしれません。
<トレイル終盤>
右下に写っているのが、歩いてきた道。Thor’s Hammerは、中央やや左に位置しています。
いいトレイルだったね~と話しながら。
Nevajo LoopTrailの登山口に着きました。
ありがたいことに水場があります。この右側の道をしばらく歩いていくと、歩き始めた「サンライズポイント」に戻ることができます。
園内のシャトルバスで登山口の間を移動することもできるため、疲れてしまったら、バスで駐車場に戻るのもアリかもしれません。
<ビジターセンターへ>
トレイル終了後、他のビューポイントに立ち寄り、最後はビジターセンターでお土産を購入。服、雑貨、ポストカードなど、種類豊富でいろいろ欲しくなってしまいます。
ちなみに我が家では、各国立公園のコースターとマグネットをコレクションしています♬
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